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低金利カードローンを総額で比べる
カードローンを低金利で選びたいときは、自分に適用される金利に加え、返せる支払額と完済までの費用を確認しましょう。最初の無利息期間があっても、その後の返済が長ければ結果は変わります。30万円の返済例と手数料の例で、条件をそろえて比べる手順を紹介します。
実質更新日: / 公式情報の確認日:2026-10-09

借入額と利用限度額を分けて金利を見る
借入額は実際に使う元金、利用限度額は審査で決まる利用枠です。商品によっては、借入額が同じでも利用限度額の区分で金利が変わります。「10万円だけ借りるから、表示されている最低金利で計算する」という見方は避けましょう。
例えば、みずほ銀行カードローンの公式表では、利用限度額10万円以上100万円未満の基準金利は年14.0%、100万円以上200万円未満は年12.7%です。借入額が10万円でも、利用限度額50万円の契約なら前者の区分を確認します。これは2017年7月3日以降の契約に関する公表条件で、以前の契約は異なる場合があります。
適用される金利が未確定なら、希望する限度額帯の上限金利で返済できるかを試算し、審査後に通知された金利で計算し直します。希望どおりの限度額や金利になる保証はありません。低い金利だけを狙って、必要額を超える借入や増額を前提にしないでください。金利の基本と利用枠を減らす・解約するときの確認点も参考になります。
公表金利と特典を読む:2商品の例
以下の2商品を例に、契約前に確かめる条件を整理します。すでに契約がある場合は、現在の自分の契約内容も確認してください。
| 商品 | 公表されている金利 | 自分の比較に使う条件 |
|---|---|---|
| みずほ銀行カードローン | 年2.0%~14.0% | 利用限度額帯で基準金利が変わる変動金利の商品。住宅ローン特典の対象かを確認し、金利が変わった場合も返済計画を見直す。 |
| プロミス | 実質年率2.5%~18.0% | 通常金利と、初回借入の翌日から30日間の無利息サービスを分けて確認。初めての利用・メールアドレス登録・Web明細利用がサービスの条件。 |
※住宅ローンのご利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。
カードローン契約時に、本カードローンのご契約店でみずほ銀行の住宅ローンをご利用の方が対象です。金利特典の適用条件(みずほ銀行公式)
みずほ銀行の金利表は金利・ご利用限度額、商品条件は公式の商品案内で確認できます。プロミスは公式の実質年率表示と30日間無利息サービスの条件を照合してください。
無利息でも元金は返します。プロミスの公式条件では、期間中に返済期日が来た場合は返済が必要で、遅延などによりサービスが停止される場合があります。開始日や利用条件を取り違えないよう、無利息期間の数え方と返済義務を確認しましょう。
30万円を2万円ずつ返すと総額はいくら?
「毎月2万円なら返せる」と考える場合の金利差を、30日ごとの定額返済という簡略モデルで比較します。元金は30万円、年率は返済中に変わらない仮定です。30日後に最初の支払いを行い、以後30日ごとに利息を含む2万円を払い、最終回だけ残高と利息を精算します。手数料0円、追加借入・繰上返済・延滞はなく、無利息の案は最初の30日間だけ利息0円とします。
特定商品の返済シミュレーションや見積もりではありません。同じ元金・支払間隔・定額返済の条件にそろえ、金利と最初の無利息期間だけを変えた試算です。
| 比較する仮定 | 通常回の支払額 | 完済まで | 利息合計 | 総返済額 |
|---|---|---|---|---|
| 年14%・無利息なし | 20,000円 | 17回・510日 | 31,229円 | 331,229円 |
| 年18%・無利息なし | 20,000円 | 18回・540日 | 41,716円 | 341,716円 |
| 年18%・最初の30日だけ無利息 | 20,000円 | 17回・510日 | 36,077円 | 336,077円 |
最終回は順に11,229円、1,716円、16,077円です。この条件では、年14%の案は年18%・無利息なしの案より総額が10,487円少なくなります。最初の30日が無利息でも、その後に残る元金へ年18%の利息がかかる案は、年14%の案より4,848円多い結果です。
一方、10万円を借りて最初の無利息30日以内に元金も完済できる仮定なら、利息は0円です。同じ10万円を年14%で30日後に一括精算する仮定の利息1,150円より少なくなります。短期完済と長期返済を分け、実際に返せる日程で比較することが大切です。途中に約定返済日がある契約では、その支払いも必要です。
この試算の計算方法と、実際の契約との違い
各30日間の利息は「その期間の期初元金残高 × 年率 × 30 ÷ 365」で求め、各期で1円未満を切り捨てています。支払額から利息を先に引き、残りを元金へ充当します。最終回は残った元金とその期の利息を支払います。日数の基準は365日で固定し、うるう年による調整はしないモデルです。
実際の商品は、暦の毎月の返済日、休日、利息の計算対象期間、残高の付利単位、残高スライドによる最低返済額などが異なります。例えばみずほ銀行は変動金利で、公式の商品詳細に毎月10日の返済や付利単位100円の条件があります。本表の金額を商品の請求額として使わず、契約に合う公式シミュレーションと返済予定で確かめてください。日割りの考え方は利息の計算方法でも解説しています。
必要額と返済期間から毎月の支払いを考える出発点には、サイトの返済額の概算も使えます。計算方式や別途費用が契約と一致するかを確認してから比較に使ってください。
低金利でも支払額を半分にすると総額が増える
上の30万円・年14%のモデルで、通常回の支払額だけを1万円に下げると、完済は38回・1,140日後、最終回74円、利息合計70,074円、総返済額370,074円になります。手数料0円など他の条件は同じです。
年14%でも1万円ずつ長く返す案は、年18%で2万円ずつ返す案より総額が28,358円多い結果です。低い金利の案を選んだ後に支払額を下げると、当初の比較と結果が変わります。契約上の最低返済額を、早く完済できる推奨額と取り違えないようにしましょう。
ただし、総額を減らそうと食費や家賃、必要な備えを削り過ぎると、再び借りる原因になります。手取りから生活費と年払い支出の積立を引き、無理なく残せる額を先に確認してください。すでに複数の借入がある場合は、現在の残り期間を含めた借換え比較、継続的な不足がある場合は借りる以外の改善策へ進みます。
金利差329円が手数料440円で逆転する例
元金10万円を30日後に一括精算し、途中で元金が変わらない仮定では、利息は年14%で1,150円、年18%で1,479円です。計算は元金×年率×30÷365で1円未満切捨て、差は329円になります。
ここで、年14%の案だけに借入・返済の手数料が各220円、年18%の案は手数料0円と仮定すると、支払総額はそれぞれ101,590円と101,479円です。低い金利の案のほうが111円多くなります。220円は仕組みを示すために置いた金額で、特定商品の料金やすべてのATMに共通する額ではありません。
自分が使える借入方法と返済方法、ATMの時間帯、振込元の銀行、完済時の端数処理まで確認し、実際に発生する費用だけを加えます。みずほ銀行の商品詳細も、手数料・保証料は不要とする一方、ATM・CDの利用時間帯による所定手数料を案内しています。表示年率に含まれる費用を重ねて足さず、別途支払う費用かも確認してください。
申込前から契約後までの確認順
- 必要額と使途を絞る。支払期日の相談、支出の見直し、公的な支援などで不足を減らせないか確認する。
- 比較する条件を紙にそろえる。借入額、予定する返済日、継続できる支払額、金利、無利息の開始・終了日、別途費用を並べる。
- 商品条件を確認する。希望額帯の金利、年齢・収入などの申込条件、返済方法、固定・変動、特典の対象を公式資料で確かめる。
- 通知された条件で再計算する。審査後の限度額や金利が希望と違えば、元金・月額・総額・完済予定を見直す。希望条件で借りられると決めつけて先に支出を確定しない。
- 利用後は残高と予定を更新する。金利変更や追加借入で当初の総額は変わる。任意返済をする場合も、次の約定返済が残るかを確認し、返済管理表に予定を残す。
返済のために別の借入が必要な状態や、次の返済期日に間に合わない見込みがある場合は、金利の比較だけで解決を急がず、借入先と債務整理・相談の選択肢を確認してください。金融庁のQ&Aも、借入残高だけでなく返済能力に応じた判断と相談を案内しています。
比較とあわせて確認したい公的な案内
金融庁:貸金業法Q&A
借入の上限や銀行との制度上の違い、返済能力と相談先を確認できます。金利が低くても家計で返せるかを別に考える際の資料です。
日本貸金業協会:貸金業相談・紛争解決センター
借金の返済や貸金業者とのトラブルについて、相談・カウンセリングなどの窓口を案内しています。新たな契約を決める前に相談したいときに確認してください。
出典・外部案内の内容確認日:2026年10月9日。適用される金利・特典・手数料は、自分の契約と利用時点の公式条件で確認してください。
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