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信用情報機関とは|CIC・JICC・銀行の違いと登録期間
信用情報機関は、ローンやクレジットの契約内容、残高、支払いの状況などを管理する機関です。CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センターの3機関があり、加盟する会社や登録期間が異なります。借入の審査をするのは申込先の会社で、信用情報機関が融資の可否を決めるわけではありません。
自分の記録を確かめたいときは、契約書や個人情報の同意条項で登録先を確認します。借入先が分からない場合は、1機関だけの開示では全体を把握できないことがあります。
更新日:2026年10月18日

CIC・JICC・銀行のセンターはどう違う?
会社がどこへ情報を登録するかは加盟状況や契約によります。「銀行ならここだけ」「消費者金融ならここだけ」と業種だけで決めず、契約先の同意条項を確認してください。複数の機関へ登録する会社もあります。
表は左右にスクロールできます。
| 機関 | 主な会員・扱う情報 | 自分の契約で確認すること |
|---|---|---|
| CIC | クレジット事業などを営む会社が加盟。カード・ローンの申込み、契約内容、支払状況、契約中の照会記録などを保有します。 | カードの発行会社や分割払いの契約先が、CICへ登録するかを同意条項で確認します。 |
| JICC 日本信用情報機構 | 貸金業、クレジット、保証、リース、金融機関など幅広い業態の会社が加盟。契約、残高、返済、取引の事実などを扱います。 | ローンの貸付会社だけでなく、保証会社の契約に登録先の記載がないかも確認します。 |
| 全国銀行個人信用情報センター (KSC) | 銀行等の金融機関や所定の資格を満たす保証会社などが加盟。ローン等の契約・返済、照会記録、一定の官報情報などを扱います。 | 銀行ローン等の契約先の登録機関を確認します。保証会社の登録先が別機関の場合もあります。 |
申込情報・契約内容・返済状況は別の記録
- 申込みの記録:申込先が信用情報を照会した日、商品、契約予定額など。契約後の借入残高とは別です。
- 契約と残高:契約日、契約額・極度額、現在の残高など。借りられる上限と、実際に借りている額を取り違えないでください。
- 支払いの状況:請求・入金、返済の遅れ、保証履行などの事実。具体的な項目や表示は機関・契約で異なります。
例えば、限度額50万円の契約で10万円を借りている場合、限度額は50万円、借入残高は10万円です。総量規制の借入残高を、そのまま限度額50万円と読み替えることはできません。
貸金業法の総量規制は、貸金業者からの個人の借入残高が原則として年収の3分の1を超えないようにする仕組みです。銀行からの借入れはこの規制の対象外ですが、銀行も返済能力を審査します。規制の上限まで借りられることを保証する制度ではありません。
収入証明の基準は別にあり、貸金業者1社で50万円を超える借入れ、または他の貸金業者からの借入分と合わせて100万円を超える借入れでは提出が必要です。リボルビング契約の借入枠設定も含まれ、基準以下でも審査で提出を求められる場合があります。対象範囲は総量規制、書類の準備は収入証明書の必要条件で確認してください。
出典:CICが保有する信用情報、金融庁の貸金業法のキホン・貸金業法Q&A。
登録期間は情報の種類と起点で変わる
「支払いが遅れた日から一律7年」「返済した日からすべて5年」とは限りません。契約終了日、完済日、照会日、手続開始決定日など、何を起点にする情報かを確認しましょう。
表は左右にスクロールできます。
| 機関・情報 | 期間と起点 | 確認のポイント |
|---|---|---|
| CIC クレジット情報 | 契約期間中および契約終了後5年間 | 残高が0円でも、契約が続いているかを確認します。 |
| CIC・JICC 申込情報 | CICは照会日から6か月間。JICCは照会日から6か月以内 | 何社申し込めば否決になる、という共通の判定基準を意味しません。 |
| JICC 2019年10月1日以降の契約内容・返済状況 | 契約継続中および契約終了後5年以内 | 2019年9月30日以前の契約は完済日起点など別の扱いがあります。包括契約で残高0円が続く場合にも所定の例外があります。 |
| KSC 取引情報 | 契約期間中および契約終了日から5年を超えない期間。未完済の場合は完済日から | 契約が終わった時点で未払いがある場合、終了日だけで判断しません。 |
| KSC 照会記録情報 | 利用日から、本人開示は1年を超えない期間、会員への提供は6か月を超えない期間 | 自分が見られる期間と、会員へ提供される期間は異なります。 |
| KSC 官報情報 | 官報に公告された破産・民事再生の手続開始決定日から7年を超えない期間 | すべての延滞や債務整理がこの「7年」の対象になるわけではありません。 |
JICCの債権譲渡や古い契約の延滞解消などには、上表と異なる期間の定めがあります。自分の契約日・記録の種類が分かれば、該当する欄を確かめてください。期間の経過と、新たな契約の審査通過は別の問題です。
出典:CICの保有期間、JICCの信用情報の内容と登録期間、KSCの情報の登録期間。条件の基準日:2026年10月18日。
3機関は一部の情報を共有するが、開示はそれぞれ必要
情報交流には目的ごとの範囲があります。CRINでは3機関の延滞・代位弁済等や本人申告の情報、FINEではCICとJICCの貸金業法に基づく残高情報などが交流されます。IDEAは、対象となる銀行等の無担保カードローン・キャッシングと貸金業者の貸付残高等を把握するための仕組みです。
この共有があっても、1機関で開示すれば3機関すべての契約が分かるわけではありません。例えば、カードの契約内容と銀行ローンの契約内容を調べるなら、それぞれの登録先で確認します。借入先を思い出せない場合は、金融庁も3機関すべての開示が必要となる場合を案内しています。
「ブラックリスト」や申込件数だけで借入可否は決まらない
CICとJICCには「ブラックリスト」という名称のリストはありません。登録されるのは、契約や残高、支払いの遅れなどの事実です。申込先は信用情報に加え、自社の基準で総合的に審査します。
申込記録が残る期間と、審査に通る条件は同じではありません。「3件なら必ず否決」「6か月待てば必ず可決」と考えず、追加の申込みをする前に、既存の返済額と不足する生活費を確認してください。審査理由は信用情報の開示だけでは分かりません。
出典:CICのブラックリストに関するFAQ、JICCの同FAQ、CICの審査判断に関するFAQ、JICCの審査理由に関するFAQ。
自分の記録や支払いを確認したいとき
- 信用情報の開示方法と費用・確認手順:契約先の登録機関を調べ、開示に必要なものや受取期限、身に覚えのない記録の連絡先を確認できます。
- 返済に遅れたときの費用・信用情報と連絡手順:支払いが遅れている場合は、未払い額や入金方法を契約先へ確認しましょう。
- 返済が難しいときの相談先:毎月の支払いが家計でまかなえない場合は、追加借入の前に相談を検討してください。
登録先と記録の範囲を調べる公式案内
- CIC「信用情報の利用」:会社が信用情報を利用する目的や、同意の取得、審査時の扱いを確認できます。
- JICC「信用情報の内容と登録期間」:契約日が2019年9月30日以前か10月1日以降かで、該当する期間を確かめられます。
- 全国銀行個人信用情報センター「センターの概要」:会員の資格、取引情報・照会記録・官報情報それぞれの期間を確認できます。
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