カードローンの延滞|遅延損害金・信用情報と連絡の手順

カードローンの返済に遅れたら、契約先へ連絡し、支払う日と必要額・返済方法を確認してください。「1日だけ」「1か月以内なら大丈夫」と自己判断して待つと、費用や未入金の状態を見落とすおそれがあります。払える見込みがない場合も、用意できない金額や日付を約束せず、その状況を伝えましょう。

更新日・情報の基準日:

返済予定を確認するカレンダー、連絡用のスマートフォン、家計の用紙を並べた机

最初に、支払状況と連絡先を確認する

  1. 会員画面と口座の入出金を照合する。返済期日、必要額、引落し・振込の結果を確認します。普通預金へ入金しただけで、ローンへの返済まで済んでいるとは限りません。
  2. 契約書・公式アプリにある窓口へ連絡する。今すぐ用意できる額、次に収入が入る日、今月だけの不足か翌月も続くかを伝えます。通知のリンク先が分からないときは、公式サイトや契約書から連絡先を確かめます。
  3. 支払予定日の必要額と方法を確認する。再引落しがあるか、別の振込・ATM返済が必要か、入金期限と手数料を聞きます。入金済みなのに未反映の場合は、同じ支払いを重ねる前に取引日時と金額を伝えて確認してください。

問い合わせ前に「契約先・返済期日・請求額・入金済みの額と日時・今後払える額と日」を手元にそろえると、未払いの範囲を確認しやすくなります。収入の予定がまだ決まっていなければ、そのまま伝えてください。

例えばアコムは、返済額や期日の相談をチャットまたは総合カードローンデスク(0120-629-215、平日9:00~18:00)で受け付けています。契約先によって窓口と受付時間は異なります。連絡しただけで、返済期日の延長や費用の免除が決まるわけではありません。

出典:アコム:返済額・期日の相談窓口。まだ期日前の場合は、返済日に間に合わないときの行動順も確認してください。

遅延損害金と、支払う日の必要額を確認する

遅延損害金は、返済の遅れに対して契約上の条件で生じる費用です。通常の借入金利と遅延損害金の年率は別のため、比較サイトの借入金利だけで計算しないでください。

表は横にスクロールして、問い合わせる項目まで確認できます。

確認するもの見落としやすい点契約先に聞くこと
未払いの返済額普段の月々返済額と、遅れを解消するための必要額が同じとは限りません。今支払う必要のある額、元金と利息の内訳。全額精算なら支払予定日を伝えて確認。
遅延損害金年率だけでなく、計算対象の金額・起算日・経過日数で変わります。適用年率、いつからいつまでの分か、日割り計算、端数処理と請求時期。
返済時の手数料通常の銀行振込やATMなど、選ぶ方法によって費用がかかる場合があります。利用できる返済方法、手数料の有無、入金がいつ反映されるか。

アコムのカードローンでは、遅延損害金の公表年率は20.0%です。公式FAQの計算式は「残高×遅延損害金年率÷365日×経過日数」で、うるう年は366日、経過日数は期限の利益の喪失日の翌日からとされています。これはアコムの取扱いであり、別の商品の支払いへそのまま当てはめないでください。

支払予定日が変われば必要額も確認し直します。普段の請求額だけを入れて終わりにせず、「今回の入金で遅れが解消するか」「次にいつ、いくら必要か」まで確認しましょう。

出典:アコム:返済遅延時の遅延損害金と計算条件。

「異動が付く前なら信用情報に残らない」とは限らない

CICには「ブラックリスト」という名称のリストはありません。支払いの遅れは取引の事実として登録されます。「何日以内なら記録されない」「1回なら必ず問題ない」とは判断できません。

CICの開示報告書では、月ごとの入金状況と、長期の遅れなどを表す返済状況の「異動」は異なる項目です。

CICの表示意味と注意点
入金状況「A」本人の事情で、約束の日に入金がなかったことを示します。
入金状況「P」請求額の一部だけが入金されたことを示します。一部を払っただけで、請求どおりの支払いとは限りません。
返済状況「異動」長期の支払い遅れなどを表します。CICは長期の遅れを61日以上または3か月以上と案内しています。異動以外の欄にも支払状況は記録されます。

入金状況は一番左が最新で、過去24か月が表示されます。一方、クレジット情報の保有期間は契約中および契約終了から5年間です。24か月の表示範囲を過ぎたことや、未払いを解消したことだけで、契約情報全体が直ちに消える意味ではありません。

これらはCICの条件です。他の信用情報機関では情報の種類や登録期間が異なります。また、信用情報と各社の審査結果は同じではなく、契約可否は各社が独自の基準で総合的に判断します。「一度遅れたらすべてのローンが必ず使えない」「払えば必ず利用再開できる」とも言えません。

出典:CICの支払い遅れの登録、入金状況の記号、異動の定義、情報の保有期間、取引可否の判断。

登録内容が気になる場合は、信用情報の開示方法と、身に覚えのない記録の連絡先を確認してください。開示結果を待つ間も、返済先への連絡や支払い相談は進めましょう。

支払った後は、遅れの解消と次回返済を確かめる

  • 入金の記録を残す:日時、金額、振込先、受付番号や明細を保管する。
  • 会員画面の反映を確認する:今回の未払いが残っていないか、問い合わせで案内された必要額を満たしたか確認する。
  • 次回の期日と額を見る:今回の支払い後に、次の引落しや返済がいつ必要か確認する。
  • 利用制限や請求の案内を確認する:残高の表示だけで利用再開を決めつけず、届いている通知の内容を確かめる。

請求内容と入金記録が食い違うときは、記録を用意して契約先へ確認します。毎月の準備には、返済日・必要額・入金結果を管理する方法が役立ちます。

来月も払えない見込みなら、借り足す前に相談する

生活費を残すと返済資金が足りない、複数社への返済が重なる、返済のために別の借入が必要な状態なら、返済日を覚える工夫だけでは不足が続くことがあります。契約先への連絡とあわせて、家計・債務の相談窓口を利用してください。

  • 金融庁の多重債務相談窓口案内:財務局、都道府県、市区町村など、地域ごとの相談先を探せます。
  • 日本貸金業協会の貸金業相談・紛争解決センター:0570-051-051、受付9:00~17:00(土日・祝休日・年末年始休業日を除く)。相談は無料ですが、通話料は別です。Web相談の回答も電話で行われます。契約ごとの返済額・入金方法は、まず契約先へ確認してください。
  • 日本クレジットカウンセリング協会(JCCO):多重債務ほっとライン0570-031640。電話相談やカウンセリングは無料ですが、通話料は別途必要です。必要に応じて面接相談の予約へ進みます。面接は本人の来所が必要で、利用条件を確認します。受付時間は地域のセンター・相談室の案内で確かめてください。

JCCOは2026年10月15日時点で、面接まで1~3か月程度待つ混雑状況を公表しています。予約できない場合も電話で可能な範囲の対応を受けられるため、面接を待つ間に返済先への連絡まで先延ばしにしないでください。状況に応じて、ほかの公的相談先も確認しましょう。

相談には、借入先ごとの残高・毎月の必要額・期日、手取り収入、家賃や生活費、届いた通知を用意します。資料がすべてそろうまで待たず、まず窓口に今の状況を伝えてください。返済が苦しいときの相談先と家計の確認も参考になります。

費用・信用情報・相談先を確認できる公式案内

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